空は深く澄み渡り、さわやかな季節となりましたが、ご門徒皆様におかれましては健やかにお過ごしのことと存じます。
さて今年も報恩講の時期が迫ってまいりました。 お知らせさせていただきます。
午前の部 日時 平成30年度 11月3日 (土) 10時半より
午後の部 同日 13時より
場所 専行寺本坊 本堂にて
『報恩講』とはいわば浄土真宗の盛大な一大イベントであり、
開祖・親鸞聖人のご命日(11月28日)を中心にして行われる仏事でございます。
親鸞聖人の遺徳をしのび、共に仏法を聞いて語り合う集いであり、
生きていくなかで受けてきたたくさんの「恩」に「報いる」ことに思いを馳せるひとときでもあります。
私たちは普段慌しい生活の中でこうして生かされ命あること、
人と人とのかけがえのない繋がりに感謝する気持ちをどこかおろそかにしていませんか?
この『報恩講』を通して阿弥陀仏様を前に心静かに手のひら合わせ今一度自分自身の心の内に問いかけてみましょう。
尊きご仏縁のもと善き一日とるよう門徒皆様のご協力何卒宜しくお願い申し上げます。
ご参拝心よりお待ちしております。
今年の夏は大変な猛暑でありましたがここ最近朝夕涼しくなり秋に訪れを肌身で感じるようなりました。
ただ天候不順で晴天の秋晴れが少なくぐずついた日々が続き台風も例年より多く日本各地に大きな被害を被りました。
また北海道では台風に続き震度7という大きな地震が発生し、大変な被害災害が出ました。
現在は日本だけでなく世界各地においても同じような大きい被害が発生しており、
自然現象とはいえ地球規模での大きな危機的変化をむかえているのかもしれません。
改めて自然の強大さとともにその前では人間はいかに無力で弱き生き物だと痛感させられた思いでございます。
こうした悲しい出来事があるたび私自身常々思うことは今を生きてることに感謝すると同時に、
私たちは「今を生かされている」ことに感謝することが大切なんだという事です。
大いなる自然界に生かされているからこそ、私たちは毎日、食べたり飲んだり語り合ったりできるのです。
生きていることは決して当たり前ではありません。
様々な要素、奇跡的な巡り合わせが重なった結果私たちは生きているのです。
『人のいのちは日々に今日やかぎりとおもい、時時(ときどき)に只(ただ)今やおわりとおもうべし。』
親鸞聖人が仰せられたのこのお言葉を心に刻み込み、その日の出会い別れを大切にしていきましょう。
お陰様で今日も生かされております。 合掌